ippon blade × ayanoha合宿/武術研究者 甲野善紀先生をお招きいたしました。
こんにちは。Ayari✼です。
先日、ipponblade×ayanohaの合同合宿を、静岡県浜松市浜北のスタジオで開催致しました。武術研究者の甲野善紀先生をお招きし、本質に迫る深い学びの機会となりました。
東京、北陸、浜松とipponbladeユーザーの皆さん、インストラクター、ayanohaのメンバーさんが集まり、実に豊かな時間となりました。
このような社会情勢ではありますが、文化を継承する新しい学びの機会は、無くなってはならない大切な機会だと思っています。引き続き、感染対策には気を配りながら、学びの機会を継続していきますので、どうぞよろしくお願いします。
(感染対策に関しましてはHPに明記しております)
この時間を通して私はこのような事を感じました。
身体を動かすことで生まれる自己対話からの「気づき」によって起きる感動と歓喜が、人生を豊かにしてくれるということ。
現代のトレーニングやストレッチは、効果や目的に囚われるばかりで、考察したり主体的に身体を動かす機会が減っています。
「あれ?不思議!いま、この身体に何が起きたのだろう?」
子供の頃のように、改めて自分の身体に興味を持ち、何かがムクムクと目覚める体験となったのではないかと思います。
この合宿に参加されたipponbladeのインストラクターでもあるmaikoさんが、Facebookに感想を投稿されてましたので、掲載させていただきます。
無意識にしている時こそ上手くいく⁈
小学校から高校までバスケをしていて、試合で絶対シュートを決めてやる!とか、
ディフェンスで絶対先に行かせない!とか、
そう思ってる時こそシュートは外すし、ディフェンスはかわされるし、上手くいかない自分に腹が立ったものです。
そんな時はコーチの言葉も入ってこない。
ただただ悔しかった。
逆に何も考えずにプレイをしている時に、不思議とディフェンスが上手くいってコーチから褒められることがあった。
対戦相手がドリブルして迫ってきているはずなのに止まっているかのように動きが読み取れる。
あの感覚が今でも印象に残っている。
仕事でもそう。
売り上げを伸ばしたい!とか、
新規のアポ取らなきゃ!とか、
わけのわからない不安がまとわりついている時は全くうまくいかず、
ある時からお客様に役に立ちそうな通関情報を勉強し、案内しまくっていたら、
売り上げもいつのまにか伸びていった。
意識している時は、
出来ない「今」にとらわれて思考や身体がガチガチになっているのかもしれない。
逆に、出来ない「今」ではなく、
「今ここにあること」をぼんやりと感じている時は思考は柔軟に、身体はのびのびとしている気がする。
無限の日、8/8の甲野善紀先生の講習にて、
とても腑に落ちるお言葉を頂きました。
「やろうとしていることを意識すると、
相手にもわかるし伝わってしまう」
「コントロールしようとしないと、
うまくいく」
なるほど。
バスケ(運動)でも、営業(仕事)でも、
当てはまることがあり驚きました。
また、
「やろうとしない、意識を飛ばしてみて、
潜在意識を信頼する」とも。
言葉では説明しきれない感覚を知りたくて、
考えすぎず、それでも考えていこうと思います。
甲野先生との合宿は、感動と御縁に満ち溢れたとても濃い体験となりました。
Maikoさん、ありがとうございます!
甲野善紀先生は究極の体現者です。
甲野先生の世界に思い切って飛び込んでみると、驚きと発見、不思議な体験が待っていますが、どこか懐かしいような子供の頃の感覚が蘇ってきます。
子供から大人になって、私たちは器用で自由になったかのように錯覚しますが、実は色々と不自由になったかもしれませんね。
でも、ぐるっと反対側から見てみたら人生の様々な経験と過程を経てまた子供に戻るのは、何だか二重にお得なような気もします。
あの時、子供だった自分よりも、もっと豊富な質感と感性でこの世界の景色を眺めることができるのですから。
それが人間の深みというものなのかなぁ〜と、味のある藍染の道着を纏う甲野善紀先生の姿から、うっすらと感じるのでした。
次の記事では、合宿二日目の様子を綴ります。
どうぞ、お楽しみに!
つづく
Ayari✼
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