金沢城リレーマラソン・奇跡の全員でのゴール!
こんにちは!Ayari✼です。
「金沢城リレーマラソン・春の陣」チームで走ってきました〜!
【総勢18名のippon bladeチーム編成】
AMAZONES ✖️ 6名
STALLION ✖️ 6名
AMALLION ✖️ 6名
メンバーの組み合わせは代表小平天が決めましたので、私の思惑は一切ありませんことを、予めお伝えしておきます😆
Ayari✼はアマゾネスチームになりました。
〜大会ルール〜
制限時間2時間の中で、1周約1kmのコースをタスキリレーし、チームで20周走り完走します。
完走を狙うには、1km6分以内で20kmを走らなくてはいけない計算になり制限時間を超えてレースを続けることはできません。
当然ですが、公式の大会はスニーカーで走る設定での時間制限が設けられているので、スニーカーなら難しくない制限時間ですが、一本歯下駄ippon bladeで1km6分以内で走り切るのは、かなり難しいです。
金沢城リレーマラソンのコースは、坂道にコーナー、石畳や走りにくい細い通路も含まれているため、完走の確率はかなり低い。
それもあり、今回の目標は完走することよりも、まずは経験を積んだり、みんなで大会に出る体験を味わったり、それぞれが自分のテーマで自分にチャレンジすることを目標に掲げました。
たった1kmでも、普段の練習で走りやすいコースを選んで走る1kmと、スニーカーを履いたスピードランナーに混ざりながら、天候や条件を選べず走る1kmでは、全く別物の体験です。
そのため、この日のために皆それぞれ、地道に練習を積んできました。
そして当日、ドキドキのスタート!
スタートの合図と共に一気に走り出すランナーたち。
そんな中、追い抜かれても安定した走りで安全に走行しながら、その中でスピードに乗っていく一本歯下駄ippon blade riderたち。
軽快に襷を次のチームメイトにつないでいきます。
この日、一緒に走ったメンバー全員が、最高にかっこよく惚れ惚れしました。
そして、制限時間2時間の1時間を過ぎた頃、AMAZONESチームメンバーが、なんだかソワソワし始めるではありませんか。
もしかしから、今のスピードで走れば、完走を狙える?かも・・・
と、ここで北國新聞の方が代表小平天に、AMAZONESチームは完走狙えるから頑張って走ってもらって、最後は3チーム全員でippon bladeを履いてゴールしてもらいたい。
そのゴールシーンを撮影したい。と粋な提案をしてくれました。
なんだか、また奇跡のドラマが、向こう側からやってきた?
これを聞いて、完全に戦闘モードに入ったAMAZONESチーム!
チームメイト全員が、全速力で走り少しづつ合計タイムを縮め始めました。
ワラーチに履き替えたり、ippon bladeだとしてもマジやばい全速力!!
たぶん、アマゾネスメンバー全員が自己ベストタイムを更新したでしょう😆
1kmを全速力で走り切り、次のチームメイトに襷をつなぐ。
その1分1秒が積み重なり、16時終了の23分前、残すところあと4kmというところまできた。
1km5分前半で走り切れば完走できるじゃないか!?
よし、イケる!
が、そのあとの2周2kmは、絶対に5分前半を死守しないと完走できない。
「最後の2周は、あやちゃんが続けて走って必ず完走して」
こういう時の天ちゃんは・・・
迷っている時間はない。
約15時49分、松木さんがなんと1km4分台でippon blade369で走り切りタイムを大幅に縮めて戻って来てくれた。
よし、私が2周、走り切る!!
1km5分前半で2周2kmで走り切ることができれば、完走!!
ippon blade369を脱いで、ippon bladeの新作、MUNIに履き替え、全速力で走る。
もちろん、MUNIで全速力で走ったことなどない。
そもそも、MUNI RUNはまだまだ慣れていない。
そもそも、ワラーチを忘れてMUNIは自分サイズじゃない。
そして、速く走る練習は相変わらずしたことがない。
走りながら、「あ〜、毎回こうなるんだよな。ippon bladeでのレースって、制限時間との戦いで、私はいつもいつもギリギリのところで走って、泣いてきているんだよな〜」
これまでの体験がフラッシュバックする。
一生懸命走り切っても、数字は正確。
あの、関門に間に合わなかった37km地点で終わったフルマラソン。
あの、関門に間に合わなかった80km地点で終わった100kmウルトラマラソン。
あ〜、苦しい!!
今度こそは・・・完走したい。
燃えたぎるような想いをエネルギーに変えて、全身を無我夢中で動かしながら走る。
あっという間に1周目が終わった。
沿道でみんなが応援してくれている。
みんなの声援にも熱が入る。
襷をつながずもう一周を続けて走る。
この襷に、それぞれの人生、それぞれの過程がすべて乗っている。
運営の方が、ゴールテープを用意して待っていてくれた。
「あ、まだ一周あるのか〜、完走はできないよ」
運営の方の会話が聞こえる。
その横を、聞こえていないフリをして、通り過ぎて走る。
まだ、5分もあるじゃないか!
この襷を持って諦めるなんて絶対にしない。
坂を登り切ったものの、スピードが落ちているのがわかる。息が苦しい。
コーナーを周り平地になったところで呼吸の仕方を変える。
降りでは、そのまま空を飛ぶかのように胸を押し出し弓のような背骨をつくって、足の存在をあえて無くして空中を飛ぶかのように駆け抜けた。
MUNIのペタペタという音が鳴り響く。
「がんばれーーー!」沿道の人たちが応援してくれている。
あと、2分もある。
少しスピードをゆるめ呼吸を整えて走る。
みんなの声援が遠くから聞こえる。
あと、1分ある!
ここからは、ダッシュだ!!
コーナーをまわると、インストラクターの市川さんが「あやさん、ここでipponbladeに履き替えてみんなでゴールしますよ。」和やかな笑顔で誘導してくれた。
が、内心、そんなことしていたら間に合わないけど?
スピードをゆるめることができない。
混乱・・・
天ちゃんが、「あやちゃん、すぐにippon bladeに履き替えて!」
沿道に強引に座らされて、ippon blade369に履き替える。
まだ状況掴めず、さらに混乱・・・
とにかく、急いでゴールしなければ!
走ろうとすると、「みんなでゴールするんだからゆっくりで大丈夫!」と、天ちゃん。
振り返ると、全員、和やかな笑顔。
全くもって状況が掴めないまま、なんとなくここは、運営側も制限時間をゆるめてくれたのだろうと察した。
3チームのメンバー全員がippon blade369を履いてゴール前に並ぶ。
アナウンサーの方が「ippon bladeの皆さん3チーム全員でゴールです!すごい光景ですよ。」
私たちの姿を何倍にもかっこよく解説してくれている。
なんて優しい大会運営なのだろう、、、。
そして、最後は、みんなで歩幅を合わせて、スキップするように軽やかに跳ねて走って、ゆっくりとゴールしました。
みんなと顔を見合わせる。
一気に気持ちが緩み、涙が溢れる。
みんなの瞳も、潤んでいる。
それぞれが自分のテーマを持ち、自分のために走り切った金沢城リレーマラソン。
ここにいる全員が、もともとランナーなわけじゃない。
私も含めて、むしろ走ることが苦手な方ばかりでした。
その人たちが、今、リレーマラソンでこうして襷をつないで一緒に走っている。
しかも、ippon blade一本歯下駄で、、、。
一人ひとりの、その走る姿が、北國新聞や運営の方々の心を掴んで奇跡を起こしました。
3チーム全員でのゴールという奇跡!
こんな奇跡があるのだろうか、、、。
〜ippon blade で走る〜
新しい文化である現代スポーツは、まだまだ始まったばかり。
ippon bladeランニングは、運動神経がいい人、走るのが得意な人が楽しめる特別なスポーツではありません。
練習すれば誰でも走れるようになり、どんどん上達し、どこまでも深めていける。
誰もが自分の人生の主人公になれることを知ってほしい。
少しでも、やってみたいな!っと心の片隅で思っていたら、絶対にできるのですから、ぜひ、チャレンジしてみて欲しいです。
ワークショップは各地のインストラクターも開催していますし、私たちも全国に出張に行きますので、ぜひ一緒に走りましょう!
1周目 5分30秒 ippon blade
2周目 6分16秒 ippon blade
3周目 4分54秒 MUNI
4周目 5分8秒 MUNI
5周目 6分5秒 MUNI +最後はippon bladeでみんなでゴール!
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